想像 してみてください    ガザの市民から  (09年1月8日)

想像してみてください。あなたがガザに住んでいることを。
想像してみてください。あなたがイスラエル軍に取り囲まれたガザに住んでいることを。
そしてあなたは市場や病院で何も見つけることができないことを。
想像してみてください。インフルエンザにかかっても、治療を受けられないことを。
もしあなたが重病で、医者があなたを助けてくれることができず、あらゆる種類の治療を受けることができないとしたら…。
想像してみてください。あなたがアパッチ戦闘ヘリや戦車やF-16戦闘機から攻撃されていることを。そしてそれらが、あなたが眠っている間に、あなたが食事をしている間に、ニュースを見ている間に、窓や屋根を壊すことを。
想像してみてください。あなたが家族全員を亡くすことを。あなたが誰一人助けることができないことを。
想像してみてください。戦争や侵略の理由もわからないあなたの子どもたちが、あなたよりも先に死ぬことを。未来についてたずねてもあなたは何にも答えることができないことを。
想像してみてください。イスラエル軍によって力で家を追い出されることを。
そしてあなたを死から守ってくれるはずの国連の旗が翻っている学校の一つに避難しても、死がアパッチ戦闘ヘリであなたを追いかけ、忍び寄ってくることを。


ガザで起きていることは、人間が考えられる限界を超えています。ガザの人々はショックから立ち直るには数年かかるでしょう。彼らが他の人たちのように考え、愛し、憎み、学び、食べ、笑うことが再びできるためには精神的なケアが必要です。
しかしガザの多くの人たちはさらなる惨事がやってきて、大きな困難にぶつかるでしょう。

われわれは全ての中東諸国に挑戦している占領軍を祝福しよう。
われわれは子どもたち、年よりたち、女性たちに勝利する彼らに祝福しよう。
われわれは、子どもたちの未来について何を言うことができるだろう? 子どもたちに寛容の原則や人権ということをどう示せるというのだろう?

われわれは子どもたち、母親たち、父親たちを殺し、ガザで民族浄化を実行し、成功しているイスラエル軍兵士を祝福しよう。
←目次へ